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その身体の痛みは「筋肉の疲れ」の蓄積が原因!?不安な方こそお読みください。
~この記事は、2014年にご紹介した投稿を編集してお届けしています~
ギックリ腰などの急性の身体の痛みまで。
それは、反旗を翻し『造反※1 している筋肉』です。
健康な筋肉は異常を自覚する事はありません。
そんな存在が『筋肉』です。
【筋肉が「造反」してしまうプロセス】
筋肉が働く
▼
エネルギーの燃えカスが内部に作られる
▼
疲れ、痛み、運動機能が弱まる
▼
休憩する事でまた元気になる
…というよいうに、一生懸命働いているだけです。
前述のとおり、筋肉は休めることで基本的には回復していきます。
しかし、何回となく繰り返されるエネルギーの燃えカスの運び出しの中で、
筋肉のしなやかさは徐々に失われます。
緩やかな筋肉にもに硬さを増し(=「凝結因子※2」が残る)、
結果としてか筋肉が―身体が 少しずつ硬くなってきます。
※2 凝結因子…疲れた筋肉から、元気な筋肉に戻る時に、微妙に硬くなるもの
└この理論の科学的な裏付けが、最新の研究によって明らかになりつつあります。詳しくはコチラ
<年齢を重ねると筋肉が硬くなりやすい理由とは?>
筋肉が働けば働くほど だんだんに硬くなり、
歳を重ねる毎に、身体の動きが大儀になり、
ギクシャクしだしてきます。
筋肉が、仕事をすればする程疲れ、身体の動きが鈍ってきてしまいます。
これは、筋肉の宿命です。
<生まれつき「疲れづらい」人もいる!?>
ぎっくり腰で来院されたS.Hさんの症例で「しなやかな筋肉は、回復反応が早い」事をお伝えしました。
実は、人には柔らかい筋肉を持った人と、そうではない人がいます。
持って生まれた性質で、遺伝的要素が強いものです。
柔らかい筋肉を持った人は、作業負荷のかかり方が、少ない様で、
疲れにくい性質があります。
こういった人が集団で作業をした時、決まって周りから「疲れたから休もう」と、声がかかる立場になることが多くなります。
自分は疲れた感覚が出ずらいため「周囲の人は、よく休みたがる」と、思われる事がしばしばかもしれません。
この性質は、硬くなった筋肉を、治療で柔らかさを戻す時にも、効果を発揮します。
硬くなった筋肉が緩む反応が早いのです。
これは非常に有利な性質で、喜ばしい事ですが、
こういった性質の筋肉といえども、蓄積してしまうと身体に悪影響を及ぼす事は、避けられません。
疲れにくいから大丈夫!と無理をしすぎないようにしましょう。