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【腰痛、こぼれ話】
【ぎっくり腰になった人のお話】
年齢:29歳 女性
白井市在住
朝、出勤しようと玄関で、サンダルを取ろうとしてしゃがみ込んだ時、
「右腰に激痛」が走り、動けなくなったそうです。
しかし、どうしても出勤して店舗のカギを開けなくてはならず、
痛みを堪えながら職場にたどり着き、店を開けたところ
次々出勤してきた同僚が彼女の姿を見て、
「とても仕事ができる状態ではない」と、今日は帰るように勧めてくれました。
彼女の母親が当院を知っている事から、連絡を戴き付き添われて来院されました。
身体はまだ負担の蓄積が多くはないが、背部から腰部にかけて硬さの強い筋肉があり、
その中に、激痛を走らせたと思われる長さ30ミリ程の傷が、細く走っている状態です。
勿論、手を入れ傷に触れると激痛が走り、そこが「ぎっくり腰」を起こした所と確認できました。
筋肉の損傷は、元の筋肉の状態に修復する為に、少なくとも約1か月程度の回復期間が必要ですが、
痛みの回復は、治療後から痛みを感じなくなる方から、
翌日に痛みがなくなる方、遅い方で10日程かかる方と様々で、筋肉の負担の掛かり方によって分かれます。
彼女の痛みの回復は翌日型で、
治療後、動きの回復としては殆んど元の状態まで戻りましたが痛みが残り、
その痛みも翌朝起床時にはなくなっていました。
勿論出勤し、業務を終えてから夜来院し治療をしました。
傷の部分の痛みは強いものの、全く動きに問題がない事から、本人の希望で2日間で治療を終えることとなりました。
【後日談として・・・】
ところが後日母親が来院し、お話しを伺ったところ、
娘さんが治療に来た翌日(実際には自覚症状がなくなった日)
母親は、「もう少し治療をして安全を確保した方がいい」と言い、
娘さんは、「実際全く痛くないから、もういい」と言い、
双方の意見が対立し、親子で口喧嘩をした様です。
皆さんはどちらを選びますか。