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私の治療技術
私の治療方法
私は、いままで延べ15万例以上の患者さんの様々な筋肉の「痛み」や「はり」、「こり」の治療をして来ました。
その経験から、痛みやこりの原因は、殆ど日常負担の積み重ねによる筋肉の疲労と筋肉損傷にある事が解りました。
不注意に依る怪我やスポーツ外傷による捻挫で、関節周囲の筋損傷や、筋肉の破損で起こる筋損傷、人間の体形や労働から来る長年の疲労の蓄積、つまり、節々の痛みや、疲れきった身体、怪我で痛めた筋肉を、元のしなやかな筋肉に賦活、修復、蘇生させ、回復させることで痛みやこりが薄れ、元気な身体を取り戻し、充実した生活が送れるようになります。その技術は古武道の伝統的技術(活法術)をベースに、私が独自に発展させた筋肉矯正(きんにくきょうせい)という筋肉の活動機能を蘇らせ、活力を取り戻す、筋肉のリフレッシュ技術です。( 活法筋矯正柔躰術 )
例えば骨格筋損傷、頭痛、偏頭痛、むち打ち症、頸部痛、肩こり、四十肩、五十肩、突き指、背部痛、ぎっくり腰、腰痛、四肢の痺れ、膝関節痛、各関節の捻挫、関節運動機能障害などが治療対象となります。
さらにスポーツ選手においては痛みや運動機能障害等の治療は短期間で効果が現われる事が必要となります。
新鮮な怪我は、今の一般的な方法は、怪我の受傷直後に触ると、炎症を激しくさせ腫れ上がるために絶対に触らない。という考えの元安静にして、湿布、固定が原則です。
実際に治療を施すと受傷部の炎症を助長させる様です。
しかし、古来より怪我を治す技術は受傷直後から治療を施しても炎症の助長はなく、怪我そのものを鎮静させる効果が発揮され、腫れも引いてゆく経過をたどります。
私の治療も怪我の受傷直後から修復作業に入り、患部に直接触り痛みを鎮静させ、腫れを抑え、筋損傷を修復、蘇生させます。筋損傷の傷が修復すれば治ります。これは、活法術の従来から得意とする技術です。
スポーツ選手の多くが、古くからの怪我を完治させないで、運動を続けるために再発を繰り返し、悪化の一途をたどり、障害は大きくたたっています。私の治療では古傷である筋肉の傷の障害部分を見つけ出し、傷の痕跡を賦活、修復、蘇生させ、傷をなくす事で治癒を導きます。
筋損傷
筋肉が傷つく事。 筋肉が強烈な瞬間負荷に対して反射的に反応し、収縮負荷に耐え切れず筋繊維が傷つく事と考えています。損傷部位は簡単に指先で確認できます。
筋損傷は、手を加えて修復しなければ何年経過しても傷は残り、幾ら痛みがなくなろうと回復する事はありません。傷を放置する事で、周囲の筋肉は、傷を保護、補強するように取り囲み、結果的に身体の悪化を促進させる様に働きます。この傷が核となり過負荷が重なるに従い、疼痛や、機能障害が起きます。このサイクルの悪循環を繰り返します。怪我から抜け出せないのはこのためです。筋損傷は必ず治癒させなければ禍根を残します。
症 例
むち打ち症
車の衝突や追突事故が主な原因で、衝突の瞬間身体に衝撃が走り、反射的に背中側の筋肉が身体を支える様に緊張し、その力で筋肉が傷つく事をいいます。脊椎両側の頸と肩(頸肩部)から背中、腰、お尻の筋肉まで、非常に広範囲に渡って傷付きます。この筋肉の傷は、自力では回復不可能で、修復の手を加えて始めて回復していきます。筋肉は傷があれば、傷を保護する様に周りを固めて守る様に強張りの範囲を広げ、頭痛、偏頭痛や吐き気、動かすと頸のはりと痛み、肩こり、手のしびれ、腰の痛み、等の症状に結びつき、身体状況を悪くさせます。筋肉の傷、すなわち筋損傷の傷を治し、周囲の硬い筋肉を傷のない元のしなやかな筋肉に戻す事です。
四十肩、五十肩
肩関節周囲の筋が、持続的緊張負荷の積み重ねで、硬く伸縮性を失い、関節運動の制限を来たし、腕が後ろに回らなくなったり、肘が上に上がらなくなる現象。大きな筋の硬凝結で、自由を奪われるものと、関節包を取り巻く小筋肉の拘縮的硬凝結によるものと2種類あります。後者は回復に要する時間は大変長くかかります。
突き指
字の通り指先を突き、指の関節の位置の狂いを引き起こす現象です。
関節周囲の筋緊張が起こり位置の狂いも手伝って、関節を曲げる時に違和感があります。時間の経過で疼痛が去るのを待っている様ですが、治る事はありません。積極的に適切な処置をする事で、違和感のない元の状態に治す事が出来ます。勿論、骨折を伴わないものに限ります。
ぎっくり腰、腰痛 (通常4日から1週間の治療で原状復帰できます。)
身体を支え、日々活動して疲れを知らない腰の筋肉と思っている事でしょうが、年月の積み重なりが、20年から30年で、腰の筋肉といえども過負荷に対抗し、筋肉が硬く強張ってきます。硬い筋肉は負荷に対し、きりきり締め付け作用を繰り返し、痛みや、重苦しさ、動きの悪さ(運動制限)を起こします。これが、腰痛です。
硬い筋肉は、動きに追随する事が難しく、特に瞬間負荷に対して動きについていけず、筋肉が破壊されます。筋繊維の損傷です。身体を動かすと傷に触り、激痛を発します。
これがぎっくり腰と呼ばれるのもです。
よく椎間板ヘルニアという傷病名を耳にする事と思いますが、腰痛の代名詞ではありません。まったく発症が違います。椎間板ヘルニアで腰部そのものが痛む事はありません。
四肢の痺れ
手のしびれは、頸や肩の周囲、鎖骨上窩の筋肉が硬く疲れきって、腕の筋肉まで硬くしめつけ、しびれ感を起こします。腋窩(脇の下)の硬い筋肉もかかわり影響します。
足のしびれは、腰の筋肉とお尻の深部の筋肉が活力停滞を起こし疲労しきると直接影響を及ぼします。
膝関節痛
通常、膝の変形や半月板、関節軟骨の損傷が原因で起こるとされていますが、実際は、腰部の筋肉の慢性的疲労と連動する臀部の筋肉の緩みが影響し、膝関節周囲の筋肉が違和感を覚え痛みとなって発症する現象です。治療は、臀部の筋肉を賦活させる様に仕向けます。
運動機能障害
関節周囲の拘縮や硬結により、関節運動を制限される症状をいう。