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2023.02.02
患者さんと私(治療者)の意識のずれ
患者さんと私(治療者)の意識のずれ
このコロナ禍の影響で来院が出来なかった大阪和泉市在住の医師で、
病院の理事長でもあるS.Yさんが、一昨日1月30日、31日久しぶりで来院。
2年前には人との接触を避けるため、2~3度愛車のベンツで来院。
身体の負担が大きい事から取りやめる。
治療に来たくても新型コロナの感染が懸念される事から、ズーット来られず。
ご自分の病院でもクラスターの発生や、職員の感染に悩まされご苦労したとか。
さて本題ですが、この3年治療が滞っていた為、
身体がこじれた様子で状況も一変し、症状の主が倦怠感となり、
以前は頸肩部の強い張り感、上肢にかけて痺れ、痛みの主訴が大きく、腰部の大きな張り固まった所見を指摘しても、
「腰よりも首や肩」という言葉を発する事が常でした。
「腰は自覚症状がなくても、身体全体の不具合を起こす元でもあり、外す事はできない。」と答えていました。
一昨日は、「臀部がだるくてどうしようもない、何とかして下さい。」
と訴え、手を入れると腰部の張り固まった筋肉の表層が緩み加減で軟化、治療を進め様とすると臀部に強烈なだるさが走り、
居ても立っても居られない程の辛さを訴えます。
「臀部が辛いからそこを集中的にお願いします。」
治療者の見解は、
腰からの響きで臀部に症状が出る為、影響の元を正そうとする。
患者さんは少しでも早く楽になりたい。
治療者は症状が早く良くなるために腰に手を入れる。
目的は同じ筈ですが、治療部位は全く違う。
これが意識のずれです。
彼の治療については後日また改めて触れます。
※当サイトで紹介している効果・効能については個人差のあるものであり、必ずしもそれを保証するものではありません。