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交通事故 むち打ち症 S. Mさんの症例
交通事故 むち打ち症 S. Mさんの症例
去る1月28日、やがて20年以上経過したか、
以前交通事故のむち打ち症で受診したS.Mさんから、
我孫子市布佐の交差点で交通事故に遭い、
受診したいとの電話があった。
29日来院。
「人生で2度も同じ事に遭うとは思わなかった」との事。
以前の治療終了後、事故の後遺症らしきものは全然なく、
身体的には何事もなく過ごしていたが
此処5年位前から身体が重く感じる様になり
1度診て貰おうかと思っていたが、
毎日忙しく動いていてそれ処ではないとも言っていました。
翌日病院に受診。
レントゲンを撮って、「頚椎捻挫ですね、湿布と痛み止めを。」
と言って帰された。
案の定、中身には全く触れない通り一遍の対応であった。
事故後、後頭部から肩、背中に重っ苦しい辛さと、怠さがやって来て、
この状態を病院では受け取ってくれないと思い、
保険会社の方に申し出て、当施術所に受診、通院をお願いした。
初診時は、何処が悪くて身体中が重っ苦しいのか、
的を絞れなかったが、治療の進み具合で、
怪我をした箇所がはっきりして来た。とも言っていた。
今回の受傷箇所は頚部と上背部(首の下から肩甲骨内側にかけて)
そして背中まで 。
長年の日常生活での疲れが蓄積し、
身体中の筋肉が固く強張りを持って来ていた所に
この事故です。
事故の傷は硬さを持った筋肉に割り込む様に
傷が入り込んでいます。
筋肉は身体の動きを担う役目を持っており、
人間は1歳で立ち上がった時からズーっと、
この筋肉に頼ってきています。
何をするにもこの筋肉の動きが内面で働き、
働きの自覚を持たない性質があります。
腕を動かすにも、無自覚で自在に意識のまま動くのです。
長年の疲れの蓄積で初めて筋肉への負担を感じます。
さて、彼女の怪我ですが、
約3週間の経過で受傷した傷が、
硬さを持った筋肉の表層部に出て来て
これから、本格的に傷の修復が動き出します。
先ずは第1報です。