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突き指 TAさんの場合
【突き指の症例 TAさんのその後】
【治療期間】2014年7月9日
【症状の訴え】 左薬指が痛い。曲げづらい。
【患者さんの年代・性別】 16歳 男性
【患者さんのご来院エリア】 我孫子市 船戸
【原因】 右肩の痛みが、ほぼなくなったので、
久々に空手の稽古に出かけた。小学生を指導していた関係で、
顔を見せると、「みんな口々に治ってよかったね」と、大歓迎。
稽古の指導をしている時、やはり動きの感が鈍っていたのか、
小学生の正拳が、誤って左薬指にあたり、突き指をしてしまった。
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《治療経過》
9日
右肩後ろの治療の途中で、「けいこ中に突き指をしました」と言われ、
肩の治療の終盤で、左薬指の治療に入りました。
関節周囲の小さな筋が緊張して、若干の腫れを伴い、
硬くなって、関節が曲げづらくなっている。
関節周囲の軟部組織を、ゆっくり緊張を解く様に手を入れる。
少し緩みかけて、関節の変化が、感覚的につかめるか聞いてみました。
「よくわからない。」
引き続き、治療を続行し、緩み感覚が、大きくなって来たので、
再度関節の変化を尋ねました。
「指が少し温かくなって、関節自体が緩やかで、ボヤッとしてきた。」
変化をはっきりとらえています。
充分に緊張状態をなくし、関節の位置調整をして、
指を、曲げてもらいました。
「ちゃんと曲がります。押しても痛くない。」
突き指をした指の関節は、元通りになりました。
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【施術を終えて】
人間の身体は、痛みや、腫れなどの症状を出す事で、
怪我をした部分を守る、という習性があります。
そして、時間の経過と共に、痛いものは痛くなくなり、
腫れて動かしづらいものは、腫れが引き動かす事が出来る様になります。
自然の営みです。
この突き指も、自然の営みにより、時間がたつと、
強く曲げると痛みが出ますが、痛みや腫れが引き、動きが戻り、
日常生活には、余り影響しない状態になります。
しかし、前にも一度触れましたが、指を専門的に使う、職業の人は、
きちんと治した方が後々、悪影響に悩まされる事はなくなります。