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左足の甲に激痛 その2
【左足の甲に激痛 SNさんの場合 その2】
【治療期間】2014年10月16日から17日
【患者さんの年代・性別】 15歳 男性
【患者さんのご来院エリア】 我孫子市 寿
【原因】駅伝部の部活で、長距離の過酷な走り込みを、毎日行っていて、
10月10日の日、練習中に左足の甲に痛みが出てくる。
【症状の訴え】足が全く着けない。
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《治療経過》
10月16日、
夜、松葉杖なしで来院する。
歩行に右足をかばう動きは見えるも、足はしっかり着いている。
治療に入る時、開口一番、
「先生、もう痛くない。」
「ええっ、いくらなんでも早過ぎない。」
損傷部が、腫れもなく、発赤もない。昨日治療後の落ち着いた状態のままの様子。
手を入れると、傷のざらつき感が昨日より、少なくなっている。
しかし、傷周囲の不安定な感覚は、否めない。
傷の修復の傍ら、身体の主要部に手を入れ、
右足の負傷による負荷影響を解き、取り去る治療も同時進行で行う。
治療後、立ち上がり、踏みしめ動作をやりながら、満足げに笑った。
17日
夜、浮かない顔をして来院する。
足に少し痛みが出て、調子が悪そうです。
早過ぎる症状の回復に、その気になって、動いたため、
傷とその周囲の不安定な状態を刺激し、少し腫れと痛みが出てきました。
「動き過ぎた?」
「痛みが出る事は、しちゃいけないよ。」
と、言った制止をオーバーしてしまった様です。
手を入れると、傷の部分は変化なく、昨日の回復状態を維持しているが、
周囲の不安定部分が、少し悪化して、痛みと腫れを引き起こした。
改めて、患部の鎮静化を進める方法を行いながら、傷の回復を図る。
治療後、立ち上がり右足の踏みしめを行うと、
元の様な踏みしめが回復したので、安心した様です。
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【施術を終えて】
治療は継続中です。
自覚症状がなくなれば、皆さん治ったと言います。
しかし、自覚症状がなくなるという事と、治るという事は、
全く違う事です。
中の様子が読めなければ、患者さんの意見が全てです。
辛い症状が消える事で、治ったというでしょう。
中の修復状態が、整い、損傷部がなくなる事で、
始めて修復の完成となり、治るという事です。