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股関節痛
【股関節に激痛 SAさんの場合】
【治療期間】2015年1月31日から2月4日まで
【患者さんの年代・性別】 13歳 女性(中学生)
【患者さんのご来院エリア】 我孫子市 船戸
【原因】駅伝部の部活で、足場の余りよくない丘で、
毎日長距離の過酷な走り込みを行っていて、
1月31日の日、部活を終え帰宅途中、急に右股関節に痛みが走り、
歩く事が出来なくなる。全く思い当たる事がなく、
どうしてこうなったのかわからない。
【症状の訴え】右股関節が痛くて、歩けない。
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《治療経過》
1月31日、右股関節周囲の筋肉が、緊張を帯びて、
大腿部(太もも)の筋肉まで引き連れる様に張っている。
臀部仙骨の横の筋肉に、少し違和感を覚える感触がある。
足場の悪い丘を走る事で、足の踏みしめ方が悪かったためか、
股関節と仙骨部の間に過負荷がかかり、そのしわ寄せが筋肉に異常を起こさせたのかと思われる。
その異変をかばう動きが、”違和感を覚える感触”中心として、周りを固める動きを取り、
その結果、股関節周囲の筋肉を緊張させる動きとなっているものと考えられる。
筋肉の緊張した張りは大腿部まで及び、余計股関節や、足の自由を奪い、
動きをぎこちなくさせ、引き連れた筋が、痛みを増大させている。
”違和感を覚える感触”に手を入れると、筋の損傷とは少し違うものの様で、
指の動きに反応し、変化する感触がある。
股関節周囲の緊張した筋肉にも手を入れ、緊張を取り除くように仕掛ける。
2月1日、昨日治療後、家に帰り、夜学習塾に行く。
勉強中に、右股関節がだんだん痛くなり、
塾の帰りは、びっこを引きながら帰宅する。
家の人たちは、心配しながらやすませた。
今朝、彼女は普通に起きてきて、びっこをひく様子はなかった。
右股関節は、少し痛みを感じるが、動きに支障はない様で、
予約時刻に来院する。
右股関節とその周囲の筋肉は、緊張が少し緩み、
関節の自由度が、昨日より大きくなっている。
さらに緊張を解く様に、また違和感触部を整える様に手を加える。
治療痛も弱まり、股関節周囲の筋肉もさらに緩む。
2日、緊張を帯びた筋は、更に緩みを増し、
関節の自由度もより大きくなり、治療時の痛みがなくなる。
4日、1日空けて、右股関節部とその周囲の筋は、手を入れる事で完全に自由度を獲得する。
どの方向に動かしても痛み、違和感はない。
原因が特定できない事が、気掛かりではあるが、私が推測をした事が
原因ではないかと、一応の納得をして、治療を完了する。