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【突き指】
S.Eさん 16歳 女子高生
白井市平塚 在住
※患者さんからの治療後のお声はこちらに掲載しております。
【お客様の声】 事前の丁寧な説明で安心して治療をうけられました
体育の授業でバスケットボールの試合中に、自分に来る筈がないと思っていたボールが突然飛んで来て、
咄嗟に手を出したが受け損ねて右人差し指の先端部に当たりました。
「痛い」と叫んだけどもう手遅れで、指が腫れて来て曲げられなくなりました。
他院で治療を受けていましたが改善する様子が見えず、縁があって当院に来院する事となりました。
11月23日
右第2指を診ると、基節中節関節の周囲が薄紫に腫れ上がり、曲げ伸ばしが極端に悪く突き指をしている事が明らかです。
「これは、ボールが当たった事で関節に強い力がかかり関節周囲が強烈に緊張し、位置が狂ってしまったもので、関節周囲の緊張を緩め位置の狂いを直し、周囲の傷ついた部分が修復される事で元の指の状態に戻り、突き指が治ります。」
治療中に緊張して盛り上がった部分に手を入れると、痛みが強く苦痛が容易にわかりましたが、悪い部分を示しながら、
「これが緩んでくると指の状態が変わるよ。」と言いながら盛り上がった部分が緩む感触を感じ取り、
「ここの痛みが少し弱くなったでしょう。」と言って変化を感じてもらいました。
内部の変化をリアルタイムで解説しながら治療を進め、関節周囲の緊張がほぐれて来たところで、関節位置の狂いを調節しましたが、狂いを治す時の手応えが今ひとつしっくりこない感触でした。これでこの日の治療を終えました。
右第2指の腫れやツッパリ感が若干弱まり、指が曲げやすくなりました。
翌日、関節周囲の緊張を見ると、昨日調節した時の違和感の通り緊張感は残っており、昨日より少し腫れも引いてきて盛り上がりは小さくなっているものの硬さが残る緊張状態で、突き指の損傷程度がひどい事を物語っています。
その緊張を解くべく治療を開始し手を入れると、関節周囲の圧痛は昨日とはがらりと変わって弱まっていました。緊張し硬く盛り上がった部分を緩め、周囲の損傷部を回復させるべく手を入れ、3日目には内出血の薄紫色がなくなり、関節の曲げ伸ばしが殆ど違和感なく動き、4日目の治療の最後には関節の盛り上がりは消失し、5日目に周囲の緩みや異変部を整え、最終的な位置を正し関節は元通りとなり治療を終えました。
電気治療や薬などに頼らず手技のみで、回復へと導きます。