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<テニス肘>A.Mさん 33歳男性 会社員の方の治療実績
A.Mさん 年齢33歳 男性 会社員 印西市船尾在住
主訴
テニスを始めて8か月頃から、肘が痛くなり病院や整形外科、接骨院、整体といろいろな所で診て戴きましたが治る見込みが全くなくどんどん悪くなり、テニスができなくなる程痛みが強くなってきました。今は痛みがひどく肘の曲げ伸ばしが余りできない状態です。
原因
ラケットを持ちスィングをする時の腕の使い方に問題があり、ボールをラケットで捉える瞬間に肘が伸び切っている事で負担が肘に集中し、肘関節周囲の筋肉が過度の緊張を強いられる事で筋肉がどんどん硬くなり、負担に耐える限界を超え痛みが出てきます。時間の経過とともに筋肉が固まって痛みが強くなって運動制限に発展する。
症状
腕を動かすと痛みが強い。
右肘の自発痛
右腕の曲げ伸ばしが不自由
初診時の身体の状態
頸部、肩部、右腕(上肢)、左背部、左腰部に硬い筋肉がある。
特に両肩と腰の硬さが強い。また右肘周囲の筋肉が非常に硬い。
最初は右腕を中心に治療する。
右肘関節の周りに手を入れ、痛む箇所を見つけ「此処が悪いよ」と次々と指摘、ご本人は何処を指してもただ痛いと返事をするだけ。
悪い箇所を丹念に治療し1回目の治療を終える。右腕の曲げ伸ばしをお願いすると、恐る恐る右腕を動かす。
右腕は彼の思うままに動き痛みは殆んど消えた様子で、どんどん動かし、「ちょっと痛みがあるけど大丈夫です。」「かなり良くなりました。」と大変うれしそうでした。
治療の後、スィングをする時の腕の使い方で肘に負担が余り来ない腕の強い形を理解してもらう。
肘を伸ばした状態では、腕に力が全然入らない事を確認し、「この状態でいつもスィングをしていたのですよ。」「これからはここに注意してやって下さい。」
腕の使い方を一通り教え、その日の治療を終える。次の日からは腕の機能を回復させるべく治療を続行する。
また、持病ともいえる肩凝りと腰部の不具合を改善すべく治療に取り組む。