【千葉県】長尾施術所(旧 槇之内接骨院)2022.04.05
“未来を見据え、過去を踏まえた、現在の治療”
未来を見据え、過去を踏まえた、現在の治療
人は1歳で立ち上がり、いろいろな出来事を経験し、
活動をしながら成長、毎日を生きて行きます。
生きる歩みはあなたの健康な身体です。
身体の活動は、頭脳と五感、身体を動かす筋肉です。
身体を動かす、運動をする、身体を支える、姿勢を保つ、
すべて筋肉が担当しています。
立つ事だけで、身体を支えるため
たくさんの筋肉がリアルタイムで働いています。
しかし、人はその筋肉の働き、動きを感じ取る事が出来ません。
感じないからといって、負担がない訳ではありません。
筋肉の活動は無感覚な働きをしているからです。
例えば、腕を上に上げる時、
「さあ、この筋肉を使って腕を上げよう」と思いながら、
腕を使う人は一人もいないという事です。
無自覚に意識するだけで、腕が自然に動き出し上がります。
そこには筋肉を働かせ様とする意識が入り込んでいません。
また、働きの痕跡すら残しません。
筋肉を使うという自覚もありません。
これが筋肉本来の働きです。
立っているだけで筋肉は仕事をしています。
「私は何もしていないのに・・・。」
と、よく言われますが、身体(筋肉)はしっかりと働き、活動しています。
1つの動作でも、全身の筋肉が関与、サポートし働いています。
これを、毎日、365日、3年、5年、10年、30年、50年、70年・・・。
と、一生続けています。
さて、
未来を見据え、過去を踏まえた、現在の治療とは。
身体を使い活動すると疲れます。
疲れは睡眠をとり、身体を休める事で回復しますが、
元通りの回復に至りません。少し残ります。
少し残った身体の疲れは、
知らず知らずの内に溜っていきます。
疲れは筋肉の硬さとなって現れ、
疲れの限界に達すると、
「もう、これ以上使うと壊れてしまうよ。」と
悲鳴を上げます。
この悲鳴が痛みの現象です。
それを押して無理を続けると
首、肩、腰に集中し、筋肉は硬さを増し、
慢性的な肩凝りや腰痛が始まります。
姿勢を保つだけで負担は大きく
運動や活動の動きはより以上の負担を強いるものです。
人生を歩む中で、疲れがどんどん溜まり蓄積されます。
過去を踏まえるとは、
この様な背景を、身体から読み取る事です。
今現在起こっている目の前の出来事は、
(急性の外傷を除いては)
殆んど過去の蓄積が原因で起きています。
過去に起きた怪我や疲れの痕跡を読み取り、
身体の何処をどう回復させるかは、
未来を見据えた治療手法に掛かっています。
これが
“未来を見据え、過去を踏まえた、現在の治療”
いうタイトルになります。
【千葉県】長尾施術所(旧 槇之内接骨院)2022.03.28
生きてる疲れ
生きてる疲れ
耳慣れない言葉かもしれません。
身体は、
“生きているだけでいろいろな所(首や腰など)が疲れる”
という意味です。
人間は、今は足で立って動いていますが、
以前は猿の様に四つ足で行動していました。
それがあと足、つまり足で立って行動する様になり、
その結果、横長の身体を起こすため仕組みを変え、
縦長で立たせる働きをする事になりました。
横長の仕組みから、縦長の仕組みに切り替えです。
今までは、背骨にブル下がっていた臓器や身体の支えが
90度変わりました。
四つ足構造が、二足歩行構造に変更です。
縦長を支える事はバランスも考えると、
非常に難しい作業です。
長く上に伸びたものを倒れない様に支えるのです。
人間は1歳で立ち上がります。
それから死を迎えるまでズーッと一生
縦長の身体を支え続けます。
身体を使う時、
“支えられて動く”という意識は全くなく、
“使って出来る”という意識です。
その陰には膨大な筋肉の働きがあります。
何をするにも筋肉が内部で働いています。
その中で身体を支える動きは大変なエネルギーです。
しかし、人は筋肉に支えられているという意識は全くありません。
“何でも出来る”という意識です。
この無自覚な意識が”生きてる疲れ“を作ります。
身体を使えば必ず疲れます。休むと疲れは回復します。
しかし、ほんの少しだけ回復しきらないものが残ります。
その疲れが溜り、長い年月の蓄積が“生きてる疲れ”となりは
身体の重苦しい感覚を持ち出し、時には痛みを引き起こし、
疲れから身体を守るため、身体の動きを止めようとします。
身体を壊さないための仕組みです。
筋肉の活動は、仕事を感じさせない、存在感のない働きなのです。
例えば、
腰を痛めたとしても、“何もしていないのにどうして痛いの。”
と首をひねる事がたびたびです。
この“何もしていないのに”が、
筋肉を使ったという自覚を全く持てない意識です。
身体を支えている筋肉の力は膨大です。
しかも働きの意識を持たせない。
これが筋肉の本来の働きです。
無自覚な活動で溜まりに溜った疲れ、
これを“生きてる疲れ”と呼びます。
【千葉県】長尾施術所(旧 槇之内接骨院)2022.02.25
急に腰が痛くなった
急に腰が痛くなった
Y.S さん 26歳 女性 我孫子市湖北台 在住
先日、長年首の痛みで苦しんだ女性のお孫さんが、
立っていられない程腰が痛くなり、当院を訪れました。
祖母の治療を間近で見ていて、
治してもらうのはここしかないと思ったそうです。
腰を痛めた背景は、
第2子、1歳男の子の子守が原因でご本人も承知の事です。
体重が10kg以上もあり、その子の動きが激しくて、
毎日抱っこしていないと過ごせないとの事でした。
うつぶせに寝て戴き身体の状況を診ると、
26歳にしては腰の筋肉の張り方が強い所見です。
単なる緊張した張り方ではなく、
程度はまだ進んではいませんが、
少し硬い固まりがあり固定化する様子で、
子守の負担がよく診て取れる状態です。
また、肩の筋肉も張り感が強く、
これも四六時中肩が凝る状態が続いている身体だと診ました。
手で触れて身体の表情から推察した事はこれだけです。
この技術を”感察法“と呼びます。
身体(筋肉)の悪化のアウトラインをつかみ、
これで治療の技術を選択します。
感察を一歩進めると“即治療”となります。
実際は“感察法、即治療”で
治療を行うには局所をつぶさに探り
感じたままの所見を瞬時に治療に生かす手法
これを“感療”と呼びます。“診断、即治療”です。
余談はこの位で、
腰の筋肉の固まりに組織液(お水、つまり体液)を呼び込む様、
丹念に手を入れ活性化させます。
固まりが表層から活動を始めると、
筋肉が柔らかさを取り戻す変化が現れ、
日を追って何回か繰り返す事で筋肉が元気を取り戻し、
活動しても痛みを伴う状態がなくなり回復します。
固定化した筋肉の度合い、程度が、治療回数を決定します。
首、肩にも手を入れると硬い筋肉がすぐに反応し、
回復の動きが出て来ました。
治療を終え、立ち上がって身体を動かし、
首、肩、腰の痛みは消えて
「身体が軽い、何処も痛くない。」
「腰の固まりは徐々に小さくなって消えていくよ。」
「腰はまだ何か感じるけど、痛くなくなったわ」。
20歳代の筋肉は、一部を除きほぼ解消される事が多い。
内部の状態は、自覚症状程は回復しませんが、
治療を繰り返す事で、固まりが消えて症状も安定し、
身体の内部も整い治療を終える事が出来ます。
おばあちゃんと同様に、治った様な感覚でお帰りになりました。
1週間後、もう1度治療をして、
快適な身体になりました。
【千葉県】長尾施術所(旧 槇之内接骨院)2022.02.04
首が痛い
首が痛い
1、 硬く引き攣れ、首を動かす事の出来ない痛み
首すじが硬く引き攣れるように固まり、
俗に“寝違い”といっている首の痛みです。
多くは睡眠中に起きる現象で、
頭と胴体の間で、極端に首の筋肉を緊張させる態勢がとられ、
時間の経過と共に緊張状態が緩まない様になり、
引き攣れたまま朝目が覚めて、
起き様と頭を挙げた時、首筋に激痛が走り、
首を動かす事が出来ない突然の痛みです。
2、 過度の負担が首から肩の筋肉に集中し、長い年月の積み重ねで起きる痛み
重い頭を上下左右あらゆる方向に動かし、
首と肩の筋肉はいろんな動きを支えます。
朝の起き上がりから寝るまで1日中休む事無く働き、
殆んど意識する事のない、何気ない無自覚な動きでも
筋肉はしっかり働き役目を果たしています。
この動きはパワーを必要としない静かな活動です。
無自覚な働きの積み重なりで疲れが蓄積し、
固定化して首の動きが徐々に悪くなって、
動きの範囲が狭まります。
症状が出なくても内部は硬さがどんどん広がり積み重なって大きくなり、
ふとした動きで痛む症状が出てきます。
“何もしないのにどうして”という思いがあり、
“疲れかな”と見過ごし、
やがては慢性化し首や肩が痛くなり、
頭が痛くなりと症状が居座り、
鎮痛薬のお世話になる様になります。
片頭痛の大半はこの現象と考えています。
いずれも硬くなった筋肉の状態を捉え、
急性的な硬さには鋭利な痛みが伴いますので、
その痛みをそらせるように誘導し、
慢性的な硬さには硬さのレベルを推し量りながら
身体の水分を誘い込む様に治療を進め、
筋肉を柔らかく導きます。
首や肩周囲の筋肉が緩めば痛みが解消されます。
【千葉県】長尾施術所(旧 槇之内接骨院)2022.01.18
不自由な肩(肩関節)
不自由な肩(肩関節)
O. H 81歳 男性 我孫子市湖北台 在住
長年首の痛みで苦しんだ方が、
「私の知り合いで肩が痛いという人がいるのですが、診てもらえますか。」
「大分前に転んで怪我をしたそうです」
次の日、一緒に来院しました。
半年以上も前に転んだそうで、腕が挙げ難くなっていました。
聞けば、何処にもかからずだんだん痛みが強くなり、
困っていたとの事。
肩とその周囲を診ると、肩を取り巻く筋肉が硬くなり、
動かすのに不自由さがあり、痛みが強まっている状態。
頸部、肩関節、その周囲、肩甲骨周囲、上腕部に手を入れ、
丹念に硬い筋肉が水分を呼び込む様に仕向け、
治療を終える。
術後、腕を挙げ、肩関節をぐるりと回してもらうと
治療前に比べると大きく変わり、回しやすく痛みも弱まっていた。
5回ほど治療を続け痛みが全くなくなった。
ご本人は、もう治ったと感じている様です。
損傷した個所に傷は残っているが、
痛みの症状がなくなった事で不自由さが解消され
本人の希望で治療を終了する。