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2017.06.08

顎関節脱臼

こんにちは。

はる整骨院  院長  相馬です。

今日は、顎関節脱臼についてお話ししようと思います。

顎関節脱臼は、女性の多い脱臼です。女性は男性に比べ関節窩(かんせつか)という、下顎の骨を受けている部分が浅く、しっかりとはまり込んでいないことが原因です。

口を大きく開けるときに、誰でも関節を少し脱臼することで口を開けています。大きく口を開けると、関節がカクカクしているのは亜脱臼しているからです。通常であれば口を閉じれば元の場所に戻るのですが、更に大きく口を開けた時や、大きなあくびをしたりすると、脱臼してしまい口が閉じなくなってしまいます。

顎関節脱臼は、前に脱臼することが多く、顎関節が脱臼すると、口を閉じれなくなり、よだれが止まりません。頬は普段より扁平になりペタッとした印象になります。耳の前辺りにある顎関節を触ってみると、関節に何もないような触り心地で、頬骨の下に下顎の関節頭が触れます。左右どちらかだけの顎関節脱臼もあり、その場合は下顎が脱臼していない方に偏り顎が歪んでみえます。

顎関節が後ろに脱臼することもありますが、稀な脱臼です。下顎を殴られたりしなければ、そうそう後ろに脱臼はしません。ボクサーは、しばしば後ろに脱臼するようです。

顎を脱臼しても痛みは少ないです。それは顎関節が脱臼しても、関節包という関節を包んでいる袋が損傷しないので痛みはあまり感じません。顎の脱臼は、関節包内脱臼と呼ばれます。

痛みが少ないと言っても、口が閉じないのを放置できません。すぐに整形外科や整骨院で脱臼の整復をしてもらいましょう。あまり知られていないと思いますが、実は歯医者さんでも顎の脱臼を整復出来ます。口を大きく開けて治療する歯医者さんでは、たまに顎がはずれてしまう方もいるそうで、歯医者は顎の整復の勉強しています。

顎関節脱臼は反復性脱臼といい、1度脱臼すると、その後も簡単に脱臼してしまうようになりやすい関節です。反復性脱臼が進み、自分で脱臼させたり、元に戻したり出来るようになってしまうと、随意性脱臼と呼ばれます。

顎関節脱臼は、痛みが少ないし脱臼しやすくてもいいと思っていると、顎関節症を発症するので注意しましょう。

※当サイトで紹介している効果・効能については個人差のあるものであり、必ずしもそれを保証するものではありません。
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