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RICE処置
こんにちは。
はる整骨院 院長 相馬です。
今日は、捻挫や打撲といった外傷に対する応急処置法のRICE処置についてお話ししようと思います。
スポーツ中や日常生活で怪我をした際、患部におこる炎症を最小限に抑え、治癒までの期間を短くするために用いられるのがRICE処置です。外傷時、出血を伴っている場合はRICE処置は行いません。皮膚の状態が保たれていて患部に炎症がおきている時にRICE処置を行います。
怪我をすると患部で炎症をおこします。これは損傷したところを修復するのに必要な反応です。しかし、炎症が強くなり患部に血液が集まり過ぎると正常な細胞までダメージを受けてしまい修復に時間がかかってしまうのです。なのでRICE処置を行い炎症を最小限に抑えます。
RICEとは、
Rest(レスト)・・・・安静
Icing(アイシング)・・・・冷却
Compression(コンプレッション)・・・・圧迫
Elevation(エレベーション)・・・・挙上
の頭文字を集めてRICEです。
怪我をしたら、まずは「安静」にすること!患部に負担をかけないことが早期回復には1番効果があります。
「冷却」は患部を冷やします。冷却をすることで患部周辺の血管を収縮させ血液が集まり過ぎる ことを防ぎます。これは氷が適しています。湿布では効果が弱いし、アイスノンのようなものでは冷えすぎてしまい低温火傷をおこす危険があります。
「圧迫」は意外と重要です。怪我をしたときに冷やしたり、安静にすることは皆さんご存知だと思いますが、それに1つ圧迫を加えましょう。これも患部に血液が集まり過ぎるのを防ぎます。怪我をした際、テーピングや包帯を巻くまでの間、手で患部を押さえておくだけでも効果があります。これをする、しないで怪我の治りが違ってきます。
「挙上」では、手足に怪我をしたさい心臓より高い位置に持ち上げ、血液循環を良くする目的で行います。怪我をしたところを修復する材料は血液の中にあります。患部に溜まっている血液を心臓に返すことで新たに栄養豊富な血液が患部に流れ込んで来るようにしています。
怪我をした後の応急処置次第で治癒までの期間がかなり変わってきます。正しい応急処置をして早期回復を目指しましょう。