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2017.07.01
下駄骨折
こんにちは。
はる整骨院 院長 相馬です。
今日は、下駄骨折という足の骨折についてお話ししようと思います。
下駄骨折とは通称で、第5中足骨基底部(第5ちゅうそくこつきていぶ)骨折が正式な骨折名です。中足骨とは足の真ん中辺りにある長い骨で、第5なので小指側の骨です。基底部は、その長い骨の足首に近い端っこのことです。
下駄骨折は、足関節の捻挫に伴い骨折をおこします。第5中足骨基底部には、下腿の外側から外くるぶしの後ろを通って第5中足骨基底部にくっついている短腓骨筋という筋肉があります。足関節捻挫をおこすと、短腓骨筋が強く伸ばされ、第5中足骨基底部に牽引がかかり、骨が耐えられないと骨を引き剥がすように骨折してしまいます。
昔の人が履いていた下駄はバランスが悪く、下駄を地面に引っかけてしまい、捻挫をすることが多く、それに伴い下駄骨折も多かったため、この名前が付いたそうです。
下駄骨折は、強い痛み、腫れ、内出血が著名に現れます。これは骨折をおこした直後に出現します。捻挫をして、この症状が出たら整形外科や整骨院で診てもらいましょう。骨折した骨同士が離れてしまってなければ、固定をして安静にしていれば、比較的治りの早い骨折です。固定をすると痛みが和らいでしまうために安静にせず、歩き回っていると、なかなか骨がくっつかなかったり、くっつかないまま治ってしまうこともあるので、歩き過ぎはしないようにしましょう。
捻挫に伴う骨折なので、スポーツ選手多いと思われると思いますが、中高年にも多い骨折だと思います。もちろんスポーツ選手にも多いです。ちょっとした段差でつまずき足を捻ったときに骨折をおこしてしまうこともあるので注意しましょう。
※当サイトで紹介している効果・効能については個人差のあるものであり、必ずしもそれを保証するものではありません。