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骨について
こんにちは。
はる整骨院 院長 相馬です。
今日は、私たちの体を支えてくれている骨について、お話ししてみようと思います。 私たちの体には大小さまざまな形をした骨が約200個存在し、それぞれが関節などで繋がり骨格を形成しています。体の中で骨より内側にある器官はないので、文字通り土台として私たちの体を支えてくれています。
まず、骨の役割を簡単に説明します。
①体を支えている:先ほどお話しした通り土台として体を支えています。
②運動:運動しているのは筋肉なんじゃないのと思われるかもしれませんが、筋肉は骨にくっついています。筋肉が収縮(伸び縮み)することで骨を動かしています。
③内蔵の保護:胸やお腹の内側には、重要な臓器がたくさんあります。骨は骨格を形作り、それら大切な臓器を守っています。
④血液を作る:骨の内部には骨髄という組織があり、そこで血液を作っています。
⑤カルシウムなどの貯蔵:現在の体を維持していくのに大切な働きをしているカルシウムなどミネラル(大半はカルシウムです)を骨に蓄え、必要であれば骨から体に分けています。
骨の役割を知ると、まさに土台なんだと分かってもらえると思います。
この土台となっている骨を強くする事は、病気になりにくく、怪我(骨折など)をしにくくする体作りにとても大事なことだと思います。
骨を強くするためにはどんな事をしたら良いのでしょう。
骨の材料となるカルシウムを食事から取っていく…なんですが、バランスの良い食事を取っていれば充分な量が取れると思いますので、バランスの良い食事を心がけてください。
大事なのは、ここからです。体の中に骨の材料がたくさんあっても、それを骨に作り変えていくのに必要なものが2つあります。
1つは、ビタミンDです。これは太陽の光(紫外線)を浴びることにより、体の中で作られます。日光浴はとても大事です。東北の震災の後、福島県原発周辺では放射能の影響を心配して子供達を外で遊ばせなかった様です。放射能はとても恐ろしいものなので、その気持ちは良く分かります。しかし、その結果くる病(子供の骨粗鬆症)という骨が弱くなる病気になる子供が多く出たようです。これから暑くなってきますが、太陽の光を浴びましょう。
もう1つは、運動です。運動をすることで骨に負荷をかけると、それに負けないよう骨は強くなります。運動と言ってもスポーツのような激しいものでなくても大丈夫です。階段を使うとか、一駅分歩くとか、その程度の軽い運動で大丈夫です。
私達の体を支えてくれている骨を強く保ち、病気や怪我に強い体を作っていきましょう。