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疲労骨折かもしれない…
こんにちは。
はる整骨院 院長 相馬です。
私事ですが、週末の連休中に地元地域のミニバスケットボール大会が有り２日間参加して来ました。10チーム程集まり、一生懸命頑張っている子供達を観るのは、とても楽しかったです。その中で、うちのチームはライバルチームと二回対戦し惜しくも負けてしまい、選手、コーチ、親御さん共に悔しい思いをさせられてしまいました。
そんな中、私は柔道整復師と言う立場から他のチームからも相談を受けます。１日目が終わり指導者達の懇親会で他のチームのコーチから「うちの子が病院で疲労骨折だって言われたのだけれど診てもらえないか」と依頼があったので、翌日に診させてもらいました。
幸いなことに、私の診る限りでは骨に異常は見つからなかったので、簡単なテーピングをしてプレーをさせたところ痛みは出なかったそうです。本人も「痛くなかった」と笑顔で話してくれて嬉しい思いでした。
その子達を診た後に、自分のチームの子供達にテーピングなどをするために戻り、数人の状態をチェックしていたところ、見つけてしまいました。疲労骨折の疑いがかなり高い子を…。前日の試合の後、痛がっていたのですが、その時は軽くマッサージをして終わったのですが、私の中で何かが引っ掛かっていたので、状態チェックの時にしっかりと診たら疲労骨折の疑いがありました。
疲労骨折は、10才から高校生位までの人に多く、膝から足首までに並んで２本ある骨(脛骨、腓骨)、足の踵から指先までの間で真ん中辺にある長い骨(中足骨)、太ももの骨(大腿骨)、肋骨などに多い骨折です。稀に、踵や骨盤にも発生します。バスケの様なスポーツでは、膝下の骨の脛骨や腓骨に多く発生します。その子は腓骨の膝寄りの部分で怪しい症状がありました。
疑い、疑い、ばかり言っているのは、病院でレントゲンを撮ってお医者さんが折れてるねと言わないと確定診断にならないからです。しかし、疲労骨折の場合、痛みが強くても症状が出始めた頃にレントゲン撮影をしても写らないことがあります。１週間ほど運動を中止させ安静にしてからレントゲンを撮ると疲労骨折独特のレントゲン画像が見られるようになるので、そこで初めて、疲労骨折ですとお医者さんから診断されます。
疲労骨折の診断は、とても難しくお医者さんでも見逃してしまう事があります。しかし今回は、いつも見ている子供だったので異変に気づく事が出来ました。大会当日だったので、その子には悔しい思いをさせてしまいましたが、運動を中止させ１週間後に病院に行くように指導しました。
運動をしている子供達は一生懸命練習をしているので、やり過ぎてしまったり、コーチ側がやらせ過ぎてしまったりして、オーバーユース状態の子供たちが多いです。しかも、疲労骨折を起こしていても痛いですが、動けてしまうので続けてしまい症状を悪化させやすい骨折なのです。
船橋周辺もミニバスが盛んな地域なので、疲労骨折の疑い、または経験者が多いと思います。判断が難しいものなので、いつでもご相談ください。もちろんミニバス関係だけでなくとも、ご相談ください。しかし…正直言ってしまうと疲労骨折の治療となると私の所の設備ではちょっと難しいので疑いがあれば病院をおすすめします。疲労骨折の疑いが無く筋疲労が原因の症状であれば、私の得意とする分野なので、疲労骨折の予防にもなりますし、しっかりと治療させて頂きます。
