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2017.05.26

手根管症候群

こんにちは。

はる整骨院  院長  相馬です。

今日は、手根管症候群という疾患についてお話ししようと思います。

手根管症候群とは、人差し指、中指、薬指の親指側、それらの手のひら側にしびれや痛み、指の動きが悪い、母指球筋(親指の付け根にあるふっくらとした筋肉のこと)が痩せるなど、いろいろな症状を引き起こす疾患です。

手根管がどこにあるかお話ししましょう。手の付け根辺りを手根といい、手根部を構成する小さな骨たちと、手のひら側の靭帯とでトンネルを形作っています。そのトンネルのことを手根管といいます。 そのトンネル(手根管)には、指や手首を動かす筋肉の腱が9本と、手のひら側の小指と薬指の小指側以外を支配している、正中神経が通っています。

手根管症候群は、そのトンネルの中で正中神経が圧迫を受けてしびれや痛みなどの症状を起こすものです。 手根管症候群は、中年以降の女性に多く、手首をよく動かす仕事や家事で起こりやすい疾患です。手首の使い過ぎの他、妊娠、リウマチ、腫瘍、糖尿病、手首の骨折の後など原因もいろいろあります。

症状としては、しびれや痛みが強く、夜に痛みが強くて目を覚ましてしまうようです。指の動きが悪くなったり、進行すると母指球筋が痩せてしまい、物をつまむ動作が上手く出来なくなってきます。手首の真ん中辺りを指先で叩くと、手のひらにしびれが放散するように広がり、OKサインでキレイな◯が作れません。

治療は、まずは安静にすることと、痛み止や神経の伝達を良くするビタミン剤の服用になると思います。それでも軽快しない場合は、手術で手根管を構成する靭帯を切ってしまい、正中神経への圧迫を取り除きます。手根管症候群が進行してしまい、母指球筋が痩せてしまっていると、手術で腱移行術をし親指の動きを取り戻します。

夜中に手が痛くて眠れない、指の動きが悪いなど気になる症状があれば、整形外科を受診してみましょう。

※当サイトで紹介している効果・効能については個人差のあるものであり、必ずしもそれを保証するものではありません。
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