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関節リウマチ
こんにちは。
はる整骨院 院長 相馬です。
今日は、関節リウマチについてお話ししようと思います。
関節リウマチとは、指、手首、肘、肩、股関節、膝、足首、足趾の付け根などの関節に痛みを起こす病気です。関節リウマチは、自己免疫疾患です。自己免疫疾患とは、自身の体を守る抗体が、自身の体(関節リウマチでは関節)を異物と判断してしまい、攻撃してしまう病気です。
関節リウマチは、30~50代の女性に多く発症し、男性では稀です。20代の女性に発症することも珍しくありません。関節リウマチの患者数は70~100万にとかなり多いですが、あまり認知されていません。私もこの仕事に就くまでリウマチという病気はしっていても、どういうものなのかよく知りませんでした。
関節リウマチの初期では、朝の手のこわばり、関節の痛みや腫れ、倦怠感、などの症状が、常に続く訳ではなく、良くなったり、悪くなったりを繰り返しながら病気が進行していきます。症状が進んでしまうと、関節の破壊が始まり変形や動きが悪くなってしまいます。主症状は関節の痛みなのですが、進行すると肺や心臓、腎臓などの内蔵に合併症をもたらします。
体をどこかにぶつけたとか、はっきりした原因もないのに、関節に痛みや腫れを生じたら注意し
- 手のこわばりが気になる
- どことなく気分がすぐれない
- 体がだるい
- 微熱が続く
- 食欲がない
- 体重の減少
- 貧血気味
- 朝食を作るとき動作に違和感を感じる
- 歯ブラシが使いにくい
- お箸が上手に使えない
- ドアノブが回しにくい
- 家のカギが開けにくい
- 靴ひもが結びにくい
- ハサミが使いづらい
- ホチキスが使いづらい
- パソコン入力がしづらい
- ペットボトルを開けづらい
- 電車のつり革を持つ手に違和感がある
- パジャマのボタンが外しにくい
- TVのリモコンが押しにくい
これらの症状が1つでもあれば、リウマチ専門の病気で検査を受けましょう。
血液検査でリウマトイド因子というものが検出されると、関節リウマチと診断されるのですが、この因子が検出されたからといって全てが関節リウマチというわけではないというのが現状です。リウマチは、膠原病(こうげんびょう)なので、ハッキリとした原因は分かってはいません。しかし、早期に発見出来れば、薬で症状を抑えることが出来ます。
関節リウマチは、原因不明の病気です。1度発症してしまうと完治することは、ほぼ無いのですが、早期に発見して、しっかりとした対処が出来れば日常生活に支障が出るような状態にならずにすみます。体に違和感を感じたら我慢しないで病院で検査を受けてください。