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外脛骨(がいけいこつ)とは
こんにちは。
はる整骨院 院長 相馬です。
今日は、外脛骨についてお話ししようと思います。
外脛骨?なんだそれは?と思う人が多いと思います。
足の内側の真ん中辺りに少し出っ張った骨があります。外脛骨とは、本来は体に吸収されるはずの小さな骨が足の内側の出っ張った骨の辺りに残ってしまったものです。外脛骨は日本人の20%くらいの人が持っているそうです。足の内側の出っ張っりが他の人より出ていたら、外脛骨かもしれません。
外脛骨があったとしても何の支障もなく過ごしている方もいらっしゃいますが、中には痛みを伴う場合があり、痛みがある場合は有痛性外脛骨となります。
有痛性の外脛骨は、小学校の中学年くらいの時に発症する子供が多いです。激しいスポーツをしていると発症しやすいと思います。
足の内側の出っ張った骨には足首を動かす筋肉のうちの1つがくっついています。よく走る様なスポーツをしている子供に外脛骨があると、筋肉と外脛骨が擦れてしまい、そこに炎症が起きて痛みが現れます。
痛みが出る原因自体は外脛骨ですが、他にも扁平足や疲労で筋肉が固くなっていたりすると、痛みを伴う要因になります。
治療としては、扁平足の改善の為にインソールを靴に入れたり、テーピングやサポーターで土踏まずを持ち上げたり、筋肉をほぐすのも良いでしょう。基本的には手術はしないで、このような対処療法になります。
余計な骨なので手術で取ってしまえば、痛みの原因となっている外脛骨は無くなって痛みも解消するのですが、足の中には無数に血管や神経が張り巡っているので、足専門のお医者さんでなければ難しい手術になります。うまく外脛骨を取り除いたとしても、その後のリハビリが大変になります。
インソールやサポーター、テーピング、マッサージなどで十分に改善出来るので、1度整形外科でレントゲンで診てもらい、そのあとは整骨院などで治療していくのが良いと思います。
痛みの有る状態での運動は、子供達にとってかなりのストレスだと思います。痛みの無い状態でスポーツが出来る様になるお手伝いが出来たらと思います。