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腰部椎間板ヘルニア
こんにちは。
はる整骨院 院長 相馬です。
今日は、腰部椎間板ヘルニアについてお話ししようと思います。ヘルニアの記述はたくさんあるので分かりやすく、簡単にお話し出来たらと思います。 ヘルニアとは、どこの言葉か忘れましたが「はみ出す」という意味だそうです。ヘルニアといえば腰というイメージですが、首の椎間板ヘルニアもありますし、鼠径ヘルニア(脱腸)というものもあります。
今日は腰のヘルニアなので、腰の椎間板ヘルニアの説明をしましょう。腰のヘルニアでは何がはみ出すのでしょう。腰の骨と骨の間には椎間板というクッションがあり、歩行などの衝撃で骨同士がぶつからないようにしています。椎間板とは、外側には繊維輪(せんいりん)というタイヤのゴムのようなものの中に、髄核(ずいかく)というゼリー状の物質が入っています。
外側の繊維輪は、加齢とともに水分が失われ弾力が落ちます。やはりタイヤに似ていて、長く使っていると細かな亀裂が入ってきます。そして何かのきっかけで大きく割れてしまいます。その裂け目から中のす髄核がはみ出した状態をヘルニアといいます。
30代、40代にもなるとほとんどの人がヘルニアを持っているそうです。ただ痛みがあるかは別です。ヘルニアがあるだけでは痛みは現れません。髄核がはみ出す場所により痛みを伴うかが決まります。
脊髄から出る末梢神経は背骨の左右後ろよりから 背骨にある神経が通る穴から出てきます。なので、髄核がやや後ろにはみ出すようなヘルニアだと、はみ出した髄核が末梢神経に触れてしまい、痛みやしびれなどの神経症状をおこします。
腰部椎間板ヘルニアの好発部位は、腰椎の4番と5番の間が1番多く、次に多いのが腰椎5番と仙椎1番になります。
腰椎は前に湾曲しているので、椎間板の後ろ側に衝撃が加わりやすいので、後方にヘルニアが出来ることが多いです。そのため、腰椎のヘルニアでは末梢神経を圧迫していまい神経症状が出ることが多いのです。
腰からお尻、太ももにかけて強い痛みを伴う腰部椎間板ヘルニアになってしまうと、私生活にかなり支障がでます。早めに病院や整骨院で診てもらいましょう。