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症例ブログ

2016.10.11

今日の患者様!~フットサルをしていて内側側副靭帯損傷~

こんにちは!東川口の和尚さん、院長です!

 

今日の患者様はフットサルの試合中に右膝内側側副靭帯を損傷してしまった男性の患者様です。

負傷後、整形外科にてレントゲン撮影後、当院に来院されました。

お話を詳しく伺うと、試合中にボールを蹴ろうとしたときに、相手選手と同時にボールを蹴ってしまい、膝の内側を伸ばしてしまいケガをされました。

接骨院ではレントゲンは撮れないので、徒手検査という手を使った検査方法で検査をします。

ケガをしてしまった場所は膝の内側ですが、膝には沢山の靭帯(前十字靭帯←僕も両膝の靭帯切れています!後十字靭帯、内側側副靭帯、外側側副靭帯)

と、半月板(ここも僕は切除しています)という軟骨組織があり、これらの検査を全て行ったうえで治療の計画を立てます。

 

ちなみに、靭帯を伸ばしたという表現は、損傷の程度を表す表現です。

Ⅰ度損傷:小さい範囲の損傷で、関節のぐらつき等は出現しません。

Ⅱ度損傷:比較的広範囲で損傷を認め、関節の不安定性が出現します。完全断裂はしていません。

Ⅲ度損傷:完全断裂

と、このように分類されます。

幸い、この患者様はⅠ度とⅡ度の中間あたりの損傷で、他の組織には異常はありませんでした。

 

膝を負傷した直後から1、2週間は炎症、腫脹(腫れ)ともに強く出てしまうため、運動療法は行わず、当院で行っているオステオパシー(自己治癒能力を高めるための手技療法)を用いて、周りの組織を緩め、腫れを引かせて可動域を広げていく施術を行います。

膝を負傷してしまったことにより、股関節、足首等にも負荷がかかってきたしまうので、負傷してしまった箇所だけでなく、全体的な関節のバランスを

整えることにより、より治療効果が出ます。

 

その後一番大事なのが固定です。損傷部位を固定することにより、不安定性をなくし、圧迫し腫脹を抑えます。

なかには固定を面倒くさがり、しないでほしいという方もいらっしゃいますが、固定するしないでは治り方が格段に違うので、骨折や脱臼でない限りは

患者様のライフスタイルに合わせた最善の固定を行います。

 

やはり固定をしていても仕事等で動いてしまえば腫れと共に痛みも出てきてしまいます。

その後、1週間に3回程度の通院、施術で一か月後には、軽いジョギング等はできるまでに回復しました。

受傷後4ヶ月経ち、ある一定の角度でボールキックをすると痛みが出てしまっていますが、その他の動作は違和感なく行えています。

 

僕も、両膝の前十字靭帯を切っており、右膝は中学校3年生の時に手術しました(もう20年前になります)

靭帯は骨と骨を繋ぐ大事なバンドになっています。しっかりと治療しないと、将来的に運動ができなくなったり、

他の疾病につながる場合もあります(変形性関節症などなど)。

ご自身では大丈夫だと思っていても、検査をしなければわからないこともありますので、ケガをしてしまったらすぐに接骨院、整形外科に受診することをお勧めします。

 

※当サイトで紹介している効果・効能については個人差のあるものであり、必ずしもそれを保証するものではありません。
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